いつもお世話になっております!
村岡印刷営業部の表の人です!
私は、某県内の大学を卒業して印刷業界に飛び込んだ異端児(言い過ぎ…)らしいです。
なぜ新卒で今後が怪しい印刷業界に?とここ3年間ずっと言われ続けてきました。
冷静に考えれば、まぁそう思うよなというところです。
IT化が進んだ現在、「印刷」となるとボタンをピッ!で出力というイメージがありますよね?
これは、比較的小ロットの印刷で活躍するデジタル印刷機(インクジェット・レーザー等)であれば基本的にこんな感じです。
そんな私も大判インクジェット機等のデジタル機に触れる事が多く、弊社に入社する前は同様に考えていました。活版印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷など、なんとなーーーく知っていた程度です。
しかし、量産となると我らのような凸版やオフセットなどの刷版を用いた印刷屋さんが活躍します。私は、以下のような印刷物ができるまでのプロセスに散在する職人的なところに惹かれて入社しました。
印刷の過程を示すと以下のようになります
①製版 お預かりしたデザインを刷版にする作業です。
印刷機の癖の解消や狙った印刷結果にするために、データを編集します。
他にもいろいろと作業がありますが、全ての作業が終わって製版です。
②印刷 印刷機にインキや刷版をセットし、用紙(紙やフィルム)に印刷します。
これがなかなか難しい。いろいろと製版に向けて処理してもここからは職人技!
室温や湿度、絵柄、素材、各種ローラーの状態を考慮して作業します。
理論ではなく、感覚でオペレーターは印刷機を扱います。
これが言葉で表現するのが難しい…かといって撮影もできないし…
とにかくカッコいいんです。これだけはお伝えしておきます。
③検査 弊社では、検査機を用いて超高速で検査しています。
超高速で流れる製品をカメラで印刷物を撮影→専用ソフトで解析→
不良があれば画面表示する→オペレーターが取り除く
という工程で行っています。実際に体験するとこれが大変です。
不良検知の感度は製品によって異なるので、この調整は感覚です。
すごいすごい…手際が良い…
④加工 ここからお客様から指定を受けた形状に製品を加工してゆきます。
シートカット、断裁、ロール巻き…等々いろいろな仕上をします。
どのような加工にしても人間の手で仕上られます。
このような流れで印刷をしていくのですが、どこでも人間の手や感覚が関わっています。
興味がないお客様にとってはどうでも良いかもしれませんが、私にとっては、製品が形になるまでのプロセスも非常に重要であると考えています。職人技万歳!
まだまだアナログな印刷屋も踏ん張らせていただきますよ!
アナログな印刷方式にしかできない事をこれからも模索したいです。
兎にも角にも、シール屋はいいぞ!と書き残しておきます。
シールの事なら迅速丁寧心配性な私、表の人と弊社の職人たちにお任せください。
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